今回の記事は管理人自身の経験則でのお話でございます。なので客観的な視点もエビデンスもクソもございません(横文字を使うと意識高い系に見えるから使ってみる)。


自動車の完成車ラインにおいての減産には2種類あるんですよね。

タクトダウンをしない減産タクトダウンする減産



・タクトダウンをしない減産

車業界って年度末に売れる傾向があります。新社会人になる息子、娘、孫に車を買ってあげよう需要がね。なので年明けの1月〜3月は1年の中でも生産が多くなります。なので通常年のトヨタカレンダーなんて、1月・2月の土曜日出勤を前提としてたりします。

4月になるとその反動で受注が少なくなります。結果として生産するラインの方も「負荷空き」とか「生産ロス」とか色々な呼び方をしますが、日々の生産可能な能力よりも少ない台数が計画されたりします。

MAXで動かせば1日900台生産可能なラインだけど、生産計画を800台にしたりするとかね。

ホンダ鈴鹿において2017年初秋ぐらいに「来月から減産だぁ〜。やばい、雇い止めだぁ〜」と悲観的な噂が一部で流れましたが、この時の減産もタクトダウンをしない減産でした。
・タクトダウンを伴う減産

問題なのがタクトダウンを伴う減産です。タクトダウンはラインのスピードが遅くなります。

完成車ラインに入ったことある人ならわかると思うけど、タクトアップもタクトダウンもぶっちゃけ面倒くさいです。上の人らは工程を練り直さなければなりませんし、実際に作業をする方はなぜか割に合わない作業となったりしますから。

このタクトダウンを伴う減産、1回でも面倒くさいのに2回連続で行われたことが過去の期間工生活の中で2回あります。

よその工場で作ってる車種を移管して生産数を保って交代制勤務を維持し交代制勤務を維持したことがあれば、さらなる減産が行われて交代制勤務が終了したこともあります。

タクトダウンを伴う減産が2回連続で行われたときって結構瀬戸際なんだと思います。日々の生産数を維持するか、需要が回復し増産の方へ舵を切るか、更なる減産となるかで。



今回のまとめ

タクトダウンを伴う減産が2回連続で行われたときは、現状のままで過ごせる可能性は低い。更なる3回目の減産の場合は、タクトダウンではなくて交代制勤務の有無に関わってくるものだと経験で感じました。

もし、減産が2回連続で行われたら交代制勤務終了による給与の激減や雇い止めの可能性を頭に入れながら、行動を取る必要がありますね。

いつも応援クリックありがとうございます😊