究極に近いシステム

期間工として寮に住んで働くなら一定の確率でバス通勤となります。寮の部屋出てすぐにバス乗れて、バスを降りればすぐ職場。 

送迎バスのことを護送車って呼んでましたけど。

自力で通勤しなくていい、っていうのはそれだけでもメリットですね。冬の間の積雪や路面凍結などを見れば、不必要に神経をすり減らさなくて済みますから。

ダイヤの設定とか色々不都合な点はあるのは否定できません。

普段は感じないんですけど送迎バス通勤のメリット、それはバスのダイヤを理由に残業をある程度のところで断れること。

「寮行きのバス最終便の時間なので上がります」って手が使えます。

「電車で帰れよ」って言うアホな社員もいてしばいたろかと思ったのはここだけの話。

「バスの時間が迫ってるなら帰ってよし」という班長のお墨付きを印籠のごとく振りかざして帰ってました。

「早く帰れていいよね」ってこっちに言うなよ。

「いやぁ、本当は残業して稼ぎたいんですけどね〜(棒読み)」って返してましたけど。

文句があるなら労務管理をしている上に言え、私に言うのは完全なる筋違いでございます。

・バスでないと行けない寮に入寮させたのは会社側

・徒歩通勤できる寮へ転寮させるということをしない職場側

・寮〜工場のバスで帰れないほど残業をさせようとする職場側

・バスで帰れなくなるから最終便までの時間は残業するけど、それ以降はしない我々

・タクシーの手配なり社員が送迎するなりの代案を出さない職場

帰って何が悪いと思ってましたよ。

ちょっと脱線しましたね。寮〜工場間が徒歩圏内でも徒歩20分以上かかるのであれば、バスの方がいいですね。

ホンダ鈴鹿製作所で新稲生寮、デンソー大安製作所で高見台寮からバス通勤してた者の感想として。

ちなみにホンダ鈴鹿製作所から新稲生寮(閉鎖されたからジュネポなりエスポなりのあの界隈)へは走って23分ぐらい。2勤なら23時半上がりで日付け変わる前後には、新稲生寮に到着できてました。


職住近接の方がいい

大きく分けると世には2通りの考えの人がいます。

・移動時間が短くなるなら住処を変えたい人

・移動時間が長くなってもいいから住処を変えない人

自分は前者の方ですね。電車で座れたらすぐ寝れるのでマシな方だと思いますけど、寝るなら布団で寝たいし。移動時間はデッドタイムになっちゃうんですね。

行きはいいんですよ田舎から都会なんで。帰りなんてもう、大阪から帰ろうが、神戸から帰ろうが混んでますし。

後者の人だと片道2時間強かけて大阪まで通う人もいますよ。

読書とかでもやっぱり家でじっくり読んだ方がはかどるので、毎日の長時間移動はしたくないですね。

期間工の通勤バスシステムってある意味究極です。