◾️残業ウィークのはずが・・・
残業が少ないホンダと言えども、生産が計画に対して遅れたときは挽回として残業はします。
教育、研修、事務手続きなどに対して、実際に稼働して生産を行う残業のことをライン残業と呼びます。
ライン残業を行うにあたっては、会社と日本最強クラスの御用組合であるホンダ労組が折衝を行います。
会社「残業して挽回したいっす」
組合「ええよ」
という、やりとりを経た上で残業を行います。
一応、前提はあるんです。
その1 遅れの原因がわかってること
その2 再発防止策を講じること
ちょっと計画に対してマイナスの幅が大きくなってしまったので、6月22日頃に折衝が行われました。
その結果、今週の火曜日と木曜日に残業を行うことになりました。しかし、会社側と組合側が合意した数時間後に再びトラブル発生により生産が遅れました。
この時点で、残業を行う前提は崩れていたのであります。
今週に入り火曜日のライン残業を含め、なんとなしにマイナスは少しずつ解消へ舵を切り始めました。
そして迎えた木曜日。
はい、逝きました。
「ライン残業は中止。繰り返す、ライン残業は中止」
その瞬間、歓喜の輪が広がって行きます。
残業覚悟で出勤したのに定時退社になると喜ぶのがホンダの人種であります。
フラグを立てて、見事に回収。
1番高木が塁に出て、2番谷木が送りバント、3番井上タイムリー、4番マーチンホームランの「燃えよドラゴンズ」もビックリな見事な流れです。
◾️今回の背景を妄想してみる
今回の生産遅れは某部署のトラブルが続発したことによります。
そもそも無理のある残業計画が出た背景は、どうしてもこう想像できるわけです。
会社「で、どうなの?」
某部署「まだ原因はわかってないっす」
会社「このあとスケジュール立て込んでるんだよね。なんとかしてよね〜」
某部署「原因がわからないことには再発防止策も何も立てようも」
会社「な・ん・と・か・し・て・よ・ね?」
某部署「わかりました」
会社「じゃあ残業の件、組合と話してくるわ。ヨロシク〜」
と、こんなとこでしょう。(あくまでも想像)
鈴鹿製作所の上の連中は、I前社長と某車種開発陣とのやりとりから何も学んでいないのであります。
I前社長はなぜ退任することになったんでしょうね〜。ぼくにはわからないなぁ(すっとぼけ)。
◾️夏の大ライン残業祭り開催か
かつての同期入社を多く失った、世界でいちばん熱い夏(byプリンセスプリンセス)の再来になるやもしれません。
出勤を追加できる土曜日が7月29日と9月16日しか残ってません。そのうち7月29日は鈴鹿8耐のウィークなので、とある事情でもし7月25日にライン稼働停止した場合の振替日として確保しておきたい。
そう考えると、マイナスの挽回はライン残業となる。そして、トラブルはまだ何も解決していない。
来月にはアレがある。
世界でいちばん熱い夏、come again!
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